どんなツール?

OASE image

Exastro Operation Autonomy Support Engine(以下、Exastro OASE)はExastro Suiteの中で2番目にリリースされたツールです。運用中に発生したシステムエラーへの対応を自動化します。いつ発生するかわからないものに、運用している間ずっと人が監視しているのはかなり非効率です。Exastro OASEはエラーを検知すると自動で障害切り分けをして対処します。自動化するメリットがわかりやすいため、注目度も高いツールです。

大切にしていること

Exastro OASEが動いている間、基本的に人がいません。

つまり、このツールがきちんと機能していなかった場合、発見が遅れて自動化前より状況が悪くなってしまいます。ツール自体の信頼性はもとより、正しい設定がされていることが重要になります。そのため、Exastro OASEの開発では、ユーザビリティを大切にしています。

また、運用は長期に渡るため、担当者が変わることもよくあります。その場合でも、スムーズに引き継いでもらえるように、専門的な知識を必要としないシンプルなつくりを心掛けており学習時間を少なくできるように工夫しています。

一番苦労していることは?

「技術調査」です。連携先を増やし、さらに多くのシステムで活用していただくために、技術調査が欠かせません。日々進化していくシステムと密に連携する必要があるため、常にアンテナを張り、調査を続けています。大変な反面、新しい技術を知るチャンスでもあり、とても興味深いです。

Exastro OASEが目指すもの

システムは日々進化していますが、それを支える運用・保守業務のほとんどが今も尚、手作業で実施されています。今まで手作業でやっていたことを急に自動化するとなると、なかなかハードルが高いと思われがちですが、まずは何か1つ、Exastro OASEに置き換えて触ってみてほしいなと思います。

そして、実際に使用していただいた方の声を反映しやすいOSSの特性を生かし、より質の高い保守をするためのツールへと、Exastro OASEを育てていきたいです。